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社会主義国の自由経済と云う壮大な実験は間もなく終焉を迎える。 [朝鮮半島・中国・台湾]

                                                        by ぼくあずさ

リンク先のReutersのコラムの内容は正鵠を射ていると思います。
株価下支えに政府は多額のドルを使った挙句に株価操作を放棄した。
株の下落で損害を被った人の割合いは多くないこと、利益を吐き出した
だけだという。要するに暴動が起こる可能性は無いということです。

より深刻なことは生産設備過剰です、無理な販売で利益が出ず、借金
経営に陥り、労働者が職を失う工場倒産が多発することです。
出稼ぎ労働者は帰郷するので、暴動が起ることはない。

3つ目は共産党中枢の権力闘争の行方です。対外膨張主義は日米の
警戒を呼ぶが、中華思想は国民も共有しており、共産党崩壊には至らず
権力者のたらい回しで終わる可能性が大きい。


中国の最大の問題点は社会全体を覆う不正・腐敗です。今のままで
改革されない13億人の人口大国が暫く続くことです。
1970年代から始めた「一人っ子政策」は歪な人口構成を生んでおり、
労働人口の減少と高齢者人口の増大が中国経済に大きな影を落とす
ことになります。汚染された空気・水・土地からの金持ちの海外への脱出
に先立ちその子弟と資金が中国から流出します。

まとまりのない記述になりましたが、結論として見かけは経済大国です
が、すでに社会主義国の自由経済と云う壮大な実験は10年単位で
眺めれば大失敗に終わることは確実です。


コラム:株価乱高下より深刻な中国経済の「時限爆弾」http://jp.reuters.com/article/2015/09/29/column-china-economy-idJPKCN0RT05120150929
蓄財1.5兆円、周永康は中国一の汚職役人か
清朝を貪った権臣と並び称される資産の全貌http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20140408/262571/?rt=nocnt


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村尾鐵男

清朝の六代皇帝乾隆帝(1735-1796)の宰相だった和珅(ワシン)は国庫歳出の15倍の蓄財をしました。今の日本なら1500兆円です。さすがに、乾隆帝の死後、死を賜りました。この伝統、今の中国共産党王朝でも生きています。
by 村尾鐵男 (2015-10-02 11:36) 

ぼくあずさ

村尾さん
産経の記事をリンク先に追加しました。多謝。
周永康の上司胡錦濤前聡書記にも多額のカネが上納されている
と思います。周近平自身も蓄財していると考えられますが、失脚
後は悪事は暴かれるのでしょうね。
by ぼくあずさ (2015-10-02 12:59) 

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