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パナマ運河拡張工事とグアテマラ運河 [中米]

                                                      by ぼくあずさ

終戦後米国の覇権にソ連のフルシチョフが1962年に挑戦したキューバ
危機を起こした事件、キューバのMRBM発射基地から、ミサイルをすべ
て撤去することで終った。キューバでバチスタ政権を倒したカストロは
ペンパルのMikeからの航空便で米国民が挙って歓迎していたことを
知らされた。処が然程日が過ぎぬ内にカストロは共産主義者とのレッテ
ルを貼られ、彼の期待した資金援助が得られずソ連と軍事同盟を結び
キューバ危機の原因をつくり自滅した。

次の挑戦者中国の習近平が同じ中米グアテマラに新植民地作りを始め
た。親中派でしかも危機意識の低い能なしのオバマは対応策がない。

グアテマラ政府と新運河建設を含む巨大植民地作りの契約を結んだ
香港企業の背後に中国政府がいることは疑いの余地がない。


他方、パナマ運河は来年12月拡張工事終了後には最大許容船型は
現在の全長294.1m、幅32.3m、喫水12m から366m、49m、15m
へ拡大される。また、現在の閘門は拡張工事終了後も供用され、運河
のキャパシティは約80%増しとされている。

日本は最近のLPG船が航行できる51.2㍍幅をパナマ政府に要求して
いるが、今なお良い返事がない。

パナマ、ニカラグア運河他方、グアテマラ運河建設は
中国のカネ不足もあり、今後
どのようになるのか予断を
るさない。








ぼくあずさのコメント:

(1)パナマ運河拡張は米国が主導するTPPおよびシェールガスの日本
     
への輸送問題と絡んでいる。
(2)温暖化によろLNG船の北極海航路開設の試みがなされている。
(3)ロシアからサハリン・稚内・日立市ルートの天然ガスパイプライン
     建設の提案があるが北方領土問題などがあり、おいそれとは
     進まない。


パナマ運河拡張が世界の海運・造船産業に与える影響に関する調査
http://www.jstra.jp/html/PDF/panamaungakakutyou.pdf
“あと1メートル…” 日本のエネルギー戦略を左右する、パナマ運河拡張工事のゆくえ
http://newsphere.jp/world-report/20140625-7/
香港企業、中米で巨大運河建設、専門家「米支配を抑えるため」
http://www.epochtimes.jp/jp/2013/06/html/d50818.html
メキシコ:中国製高速鉄道契約破棄 [中米] 
http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2014-11-13-3


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村尾鐵男

元来が契約概念に乏しい中国人が、これから先、どのように振舞うか、見ものです。契約(Contract)とは、その成約条文を厳守すると、双方が神に誓います。キリスト教徒でなければ、契約は Agreement です。契約概念も乏しく、宗教も持たない中国人、おそらく国威発揚、新植民地の開発、加えて乱造工事で儲けることだけが目的でしょう。
by 村尾鐵男 (2014-11-14 15:31) 

ぼくあずさ

村尾さん
中国人と韓国人の間では上手くやるのでしょうか?
by ぼくあずさ (2014-11-14 17:10) 

村尾鐵男

中国と韓国の間では、基本概念として「朝貢」でしょう。
by 村尾鐵男 (2014-11-15 08:05) 

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