薄煕来（ポー・シーライ）の脱落 -2/4 [稲門機械屋倶楽部]
2012-04 WME36 村尾鐵男
太子党は大金持ち
薄煕来は前妻との間の子供も、現在の妻との間の子供も、それぞれ英米へ留学させ、習近平も二度目の妻との間の子供を米国へ留学させています。
太子党は大金持ちです。中国では官途に進んで地位を得れば、利権が手に入り、子供達を外国へ留学させるのも思いのままです。
政治局員と常務委員
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重慶市の極左政策
薄煕来は重慶市長として毛沢東賛美を主導し、貧富格差の是正とそのための共産主義革命の再確認を推し進め、今は誰も歌わなくなった革命歌を歌わせました。しかし、本人の生活は贅沢を極め、当然のことながら、毛沢東時代にはできなかった手段で蓄財に励んだようです。
黒社会との闘い
中国では非合法暴力組織を「黒社会」と呼びますが、薄煕来は遼寧省の省長時代から、この黒社会の撲滅に力を注ぎました。中国に於ける「黒社会撲滅」は日本の暴力団追放とはかなり違います。
中国では太古の時代から黒社会が堂々と存在しており、これを放置しておくと、やがて匪賊と化し、武装して政権を転覆させてしまいます。さらに、匪賊が巧妙に義賊を装うと、国民も合流して政権転覆の一大勢力に育ってしまいます。極論ですが、毛沢東が政権を奪ったことにも一脈通ずるものがあります。黒社会と闘って潰すのは現代の中国では公安部の仕事です。薄煕来は優秀、且つ勇猛な公安部員を駆使して遼寧省から黒社会を駆逐することに成功したのですが、その手足となった有力部下が王立軍で、重慶へも一緒に連れて行き、重慶市でも黒社会を二年間で撲滅させました。
想像以上の腐敗ですね。自然エネルギーやら発送電分離や
東電解体など民主党政治家の利権漁りがやたらと目立ちます。
by ぼくあずさ (2012-04-20 10:41)