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健康談義、(新聞、雑誌の記事より) -3/3 [明治維新胎動の地、萩]

                                 .by N.Hori

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一方で、脳梗塞の後遺症などで、自分でのみ込めなくなった人の回復方法は、健康な人と異なり、「アイスマッサージ」がある。綿棒などにガーゼを巻き付け水に浸して凍らせたもので、喉を擦り、刺激する。初めての人は医者で教えてもらう方が良い。半年ほど続ける。ものがのみ込めるようになると意識もハッキリするようになり、リハビリ効果も高まる。

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最近、サルコペニア(筋肉減少症)が高齢者の問題になっている。誤嚥を起こさずに食べられるには、食物の大きさと水分量、軟らかさ、とろみなどの条件が必要になる。

筋肉を維持する栄養改善をする食物、特別用途食品として売られているゼリーなども摂りながら、日頃から筋力アップを心がける。

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3、構音訓練

摂食・嚥下障害に重要な音は、奥舌が用いられる軟口蓋音(カ行、ガ行)、両唇音(パ行、マ行)であり、下記のような言葉を発音する訓練を行う。

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「カ行・ガ行を多く含む言葉」

学校給食、学芸会、科学者、かき氷、グランドゴルフ、クリーニング、きりぎりす、銀行強盗、ガラバコス諸島、かざぐるま、クリスマスツリー、こおろぎ、ぎっくり腰

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「バ・パ・マ行を多く含む言葉」

ブルドッグ、ボーリング場、グランドピアノ、プラネタリウム、ポップコーン、モノレール、スポットライト、マカロニグラタン、昔話

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4、咳に・漢方薬、即効的には小靑竜湯(しょうせいりゅうとう)、長引く時に麦門冬湯(ばくもんとうとう)

風邪を引いた時、他の症状は良くなったのに、咳だけが治らず、眠りが妨げられたり、西洋薬の「咳止め薬」を飲むと眠くなり困る。漢方の「咳止め薬」は、血行を良くし、体を温め、体内の余分な水分を取り除いたり、気管支を広げたり、気道の乾燥を改善して咳を抑えるので眠くならない。しかし、細菌やウイルスが原因で咳が出る場合は、医者にみてもらい、抗菌薬や抗ウイルス薬による治療、うがい薬の併用も必要だ。また、ぜんそく治療の第一選択は「吸入ステロイド」で、併用は可能だが、漢方薬だけでぜんそくを治そうとしてはいけない。

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5、体の冷えの防止

東洋医学では、体の冷えを未病(病気ではないが、健康でもない状態)とする。体の冷えは万病のもとで、血行の悪化、肩こり、肌荒れ、めまい、頭痛、不眠,動悸、うつ、パニック障害などを引き起こしたり、ガン細胞は35度cが最も増殖しやすいと言われる。冷え症は女性がなりやすいのは、人間は筋肉を動かすことで熱を生み出すが、女性は筋肉が少ないから。冷え症の対策は、体の外からと中で冷やさないこと。

外からは、首の後ろと、おなかの周辺、足首を冷やさないことが肝心。中からは、体を温める食物を摂ること。野菜では、かぶ、カボチャ、しそ、ニンニク、にら、ねぎ、ピーマン、しょうが、トウガラシ、肉、魚では、鶏肉、豚レバー、えび、いわし、かつお、紅茶、ウーロン茶、日本酒、醤油、コショウ、わさび、バターなど。

                                                                  〈 完 〉


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あゆさこ

 堀さん、今日も、立ち寄ることが出来ました。(*^_^*)
 「健康談議」ちょうど、今日で終了でしたね。来年は、今度、どんなことを教えてくれるのでしょうか。私でも理解出来るように、易しくお願いしますね。(笑)「ん~・・・。私が、ゆっくり読んで、理解していけばいいんですよね!」(笑)
  あと、約5時間半で今年も終わりですね。
 佳いお年をお迎えくださいね!(^.^)V
by あゆさこ (2011-12-31 19:29) 

N.Hori

あゆさこさん、コメントを有難度うございました。我々の年代は、健康に関心が高いので、ヒマに飽かせて、新聞、雑誌、書籍を読んでは、関心がありそうなことの要旨を紹介しています。専門家でもいろいろな意見があり、互いに矛盾すること、違和感もありますが、素人の悲しさで、その違いを説明できません。また、素人の要約ですので、疑問点は原典を読んで頂きたいと思います。
今年も、そのような趣旨で書きますので、よろしくお願い致します。



by N.Hori (2012-01-02 19:58) 

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