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映画山本五十六のことなど [サンアントニオ短信]

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今朝新宿シネコンプレックス、バルト9で23日封切りの山本五十六を鑑賞。役所宏司の演技や真珠湾、最後のブーゲンビルのP-38の攻撃の場面などに期待して出かけました。 

映画批評は専門家に委ねるとして、彼の長岡との関わりにかなりの場面が割かれ、彼の人となりや戦争場面の描写にも満足しました。 

戊辰戦争、米百俵の話、薩長の陸軍と幕藩の海軍など薩長と旧幕府対立にも触れていました。 

五十六の最後の場面は山本五十六で検索するとYoutubeで米国側の実写フィルムが見られます。 

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先日”司馬遼太郎のNHK番組”坂の上の雲”が終りました。 

彼は明治という国家が清廉で透明なリアリズムを持っていた、と評価しています。 その明治は主として薩長に代表される西国諸藩による歴史で、会津。長岡などの東北諸藩での話はあまり登場しません。 

戊辰戦争での会津における官軍の無差別殺戮、その後の北に落ちて行った会津藩民の過酷な生活などはあまり書かれていません。 映画五十六では戊辰戦争で長岡が3日にわたって焼けたという説明がありますが、明治の歴史も官軍、勝者の歴史でしょう。 

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映画では大きな流れの中での個人(五十六)の無力、新聞の無能力、付和雷同する国民など,今の日本にも多くの反省材料を与えてくれます。 

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反省と言えば、今朝映画館で20年以上使っている皮表紙手帳を落としました。 気が付いて映画館に連絡。 五十六2回目終了後、手帳に再会し絶望の淵から立ち直りました。 

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大嶋


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村尾鐵男

大嶋さんへ
私は独り暮らしで、特に師走に追われることもないのですが、それでも多少は掃除をしたり庭の伸び放題の木の枝を切ったり、この寒さで指に赤切れができてしまいました。
大嶋さんがよくぞ映画を観に行く時間があると不思議でもあり、羨ましいこと限りなしです。
「山本五十六」は私も観たいのですが、何時のことになるか判りません。
山本五十六の長岡藩に限らず、會津はもとより、薩長同盟から外れてしまった土佐藩等々、非官軍派と非明治政府派は「いつか見ていろ」とばかりに猛烈に勉強しました。例の岩倉使節団と共に出掛けた欧米留学生にも旧幕府側の武士やその子弟が大勢加わっています。
やがてその彼等彼女等が明治後半から大活躍を始めます。まさに「坂の上の雲」でした。
とは言え、手帳が出て来てよい年末になったようで、御同慶の至りです。
by 村尾鐵男 (2011-12-26 19:23) 

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