ガンにならない3つの食習慣 -6/7 [明治維新胎動の地、萩]
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ガンを予防する9つのポイント。最後に、これまで紹介したことをまとめて、ガンを防いで健康を保つために必要な9つのポイントを紹介する。少し、違和感のあることもあるが。.
① 水を意識的に飲む。体重の約60%が水分(体液)。加齢と共に体液
比は減り、60歳を越えると、約50%に低下。体液を保つために、
ヒトは毎日、2~2.5リッターを摂取(食べ物1L、飲み物1.2L、
新陳代謝で生じる水分0.3L)し、同じ量を出している(排尿1.5L,
排便0.1L,皮膚や肺からの不感蒸泄0.9L)。
眠っている間の不感蒸泄は0.2Lで、その間、血液が濃くなり、血栓
ができ易くなるので、心筋梗塞や脳梗塞の予防に、寝る前にコップ
1杯の水を飲みたい。
排便、排尿、発汗を進めるには1日、1.5 Lを目安に飲み物(清涼
飲料×、ミネラルウオーター○)を摂りたい。
水分補給は、喉が渇く前に行うのがコツ。喉が渇いたと思った時は
カラダが既に脱水状態になっているので、カラダは「水を失わない
ようにしよう」と排便、排尿、発汗が滞る。 .
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② 腸内の環境を整える有益な菌を含む食物を食べる。まず、ヨーグルト
だが、一度に沢山摂るのでなく、毎日少しづつ摂るのがポイント。
納豆や漬物の日本の伝統的な発酵食品も有益菌が豊富。
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③ 軽く汗ばむストレッチ、ウオーキング、ジョギングなどの運動もおす
すめ。汗をかくと、水分と一緒に有害な鉄分、塩分も排泄される。
激しい運動は、有害な過剰な活性酸素が発生しまうのでリスクが
高まる。
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④ 塩分を控える。日本人は塩分摂取量が過多である。過剰な塩分は
胃壁の粘膜のピロリ菌のバリア機能を損ない、粘膜を溶かす作用があり、
胃ガンのリスクが高まる。病院でピロリ菌の感染を検査し、感染していたら
除菌をしたい。また、食事の減塩の工夫が必要。味噌汁は1日1杯、麺類
のスープは残す。醤油の代わりに酢とコショウを使うなど。.
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⑤ サプルメントは過剰摂取しない。ビタミンや葉酸は必須の栄養だが、偏らない食事で摂り、サプルメントで大量に摂ることはガンの
リスクを高めるので止めたい。
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⑥ βカロテンは緑黄色野菜で摂る。サプリメントの害で有名になった
のが、βカロテンの過剰摂取である。日常の食事で、足りていたのに、サプリメントを摂った人にガン発生のリスクが高まった結果が出た。サプリを買うお金は新鮮な野菜を買うお金に廻したい。.
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⑦ 化学物質を避ける。食品添加物は可能な限り避けたい。添加物には
発ガン物質が少なくない。
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⑧ カルシウムを摂取する目的で牛乳を飲まない。私が、日頃接して
いる患者さんからの質問が多いこと。血液中のコレステロールの
高い人は、牛乳を摂り過ぎている恐れがある。
そもそも、牛乳を飲んでもカルシウム不足の解消にならない。日本の
土壌にはリンが多く、そこで育った牧草や飼料を食べた牛の牛乳
は、水に溶けにくく、カルシウムの吸収率が下がり、カルシウムを
摂るなら、牛乳よりも野菜がお勧めである。日本の野菜は軽く茹で
てあく抜きをして、吸収を良くすることが必要。
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⑨ カルシウムの摂取に適した野菜は、小松菜、京菜、ダイコンの葉、
カブの葉、ケールなど。.
⑩ アブラは魚介類、オリーブ油で摂る。油選択の私のルールは、
摂って良い油は、常温で固まらない魚介類の油やオリーブ油は
不飽和脂肪酸である。避けたい油は、常温で固まる牛、豚の
油脂で、飽和脂肪酸である。
昔から身体によいと思い、牛乳を飲み続けていますが、
良くないとは困りました。
by ぼくあずさ (2011-12-17 20:13)
サプリメント、牛乳の取り過ぎは、いけないのですかぁ。水分を取らなくてはならないようですが、寒くなると、どうしても少なくなってしまいます。(..;)ヨーグルトは、カスピ海ヨーグルトを、勤め先で毎日作って食べてます。(^.^)v油は、固まらない魚介類やオリーブオイルが良いのですね。わかりました。(*^_^*)v
by あゆさこ (2011-12-17 21:00)
多くの皆さん、niceを有難度うございました。ぼくあずささん、あゆさこさん、コメントを有難度うございました。
私は、本の文意を捉え、紹介しているだけですが、本文でも触れた通り、従来から言われてきたことと、少し違うことがあり、違和感がありますが、あまり、神経質にならずに、自分が良いと思うことを続けることが良いと思います。
by N.Hori (2011-12-20 19:08)