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原子力潜水艦からの無人機原子力潜水艦からの無人機 [サンアントニオ短信]

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LockheedMartinの下記HomePageから開発中の海中から発射、回収される無人機の映像ご覧になれます。 この無人機、勘ぐればイスラエルのイラン核施設の攻撃には最適で、できるだけ近くの海中からこの無人機を使って精度良く攻撃をすることも考えられます。 それにしても、イスラエルのこの一か月の動きに注目が必要です。 

このビデオからこの”鵜”と呼ばれる無人機の開発がかなり進んでいることが感じられます。                                                                  

                                                                             大嶋

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http://www.lockheedmartin.com/how/stories/cormorant.html


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村尾鐵男

大嶋さんへ
潜水艦から発進させる無人機は "MPUAV" (Multi-Purpose Unmanned Aerial Vehicle)と呼びますが、開発には長い年月を要しています。
そもそもは米ソ冷戦終結時に遡りますが、不要になったSLBM(水中発射大陸間弾道弾)を格納している潜水艦の巨大な弾倉に無人機を格納して使おうとの発想でした。SLBMの総べてとその潜水艦が不要になったのではなく、いくら今の中国が軍拡に突進してはいても、かつてのソ連の比ではありません。ですから、一部のSLBMとそれを運用する原子力潜水艦は残し、余剰になった原潜を無人機の母船として転用しようとの着想です。
複数の会社が挑戦しているようですが、先頭を走っているのはロッキードの例のスカンク・ワークス(Skunk Works)です。特に潜水艦発進の無人機を偵察機と運用することに総力を注いでいると聞いています。
この MPUAV が実用域に達して実戦配備されたら、仮想敵に与える影響は計り知れぬものがあります。情報は、当たり前ですが、殆ど閉ざされていて、技術仕様も制御方法も憶測の域を出ません。
潜水艦から発進して、決められたプログラムで飛行し、決められた場所へ戻るだけなら、おそらく既に実戦配備が可能になっていると推測できます。しかし、発進させた潜水艦から制御、即ち無人機を操縦しようとすると、潜水艦は海中にいますから、無人機へ電波が届かず、かと言って潜水艦からアンテナだけでも水面に出せば潜水艦そのものが発見され易くなり、技術的に極めて難しいところです。
でも、高高度偵察機U-2 と 超音速偵察機SR-71 を開発実現させたロッキード・マーティンのスカンク・ワークスのことですから、遠からず潜水艦発進無人機の実戦配備に漕ぎ着けるでしょう。
この技術が実現すれば、無人偵察機から贈られる敵情をPC画面で見ながら、別の攻撃用無人機を操ってピンポイントの精密爆撃や攻撃が可能になります。
by 村尾鐵男 (2011-11-13 21:10) 

大嶋邦夫

村尾さん。 長文の解説感謝。 発信後の無線操作、中東基地、あるいは米国本土から行なうことは考えられませんか。
by 大嶋邦夫 (2011-11-14 01:06) 

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