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アメリカ共産党と大東亜戦争 -4/7 -5/7 [和田の泊りより]

                                                                             .by 月川善雄

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こんな訳で日本は好むと好まざるにかかわらず戦争に引き込まれた。戦争までしないでも打開の道はあったのではないかと言う考えもあったとは思うのですが、それには日本が朝鮮半島に対する清・露の侵略に対し血を以て購ったすべての在外領土を元に戻せと言う受け入れがたい条件を飲まなくてはならなかったのです。当時日本の軍部も対米戦には消極的だったと言われていますが、乗った船が滝の上まで来てしまい引くに引けず滝を落ちるしかなかったと言うのが実情でしょう。

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結果論ですが戦争するには落とし所を決めてからやらなくてはならないのですが、運の悪いことに緒戦で大勝利を挙げてしまった。博打と同じでこれに目がくらんで適当なところで手を引けなくなってしまい後はずるずると負けてゆき結果は御承知の通りです。未だ日露戦争時の大山厳などは「ロシアと戦うと言ってもモスクワまで攻め込む訳にもゆかない。適当なところで上手く手を打ってくれ」と言い残して戦争に行ったと言われていますが、当時は軍人でも目が見えていたのにこの辺りにも敗因がありそうです。

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ここで言いたかったのは、日本がやったことが全て正しかったなどと言うつもりはありませんが、日本だけが全ての悪の根源であったと言う考えも、もう打ち止めにしたいと言う事なのです。先程のインドのパール判事の全員無罪の根拠もここにあります。当時侵略の罪などと言うことを規定した国際法など無く、且列強は皆同じことをやっていた。(他国がやっているから日本もやってもよいと言う理屈は通らないかも知れないが、当時は未だ弱肉強食の世界でやらなければやられると言う状態でもあった。) そこで若し裁くとすれば列強も同罪となる。しかし戦勝国側の批判は一切してはならないと言う裁判の原則があったため全員無罪と言う判断になったのです。こんな良い加減な裁判で戦犯となった人々を合祀した靖国神社の首相参拝を、外国(中韓だけですが)が口を挟んでくると言うのは内政干渉も甚だしいと言いたいのです。(ことの是非については日本国内で議論すれば良い) 元々戦争裁判などと言うものは先頃のサダム・フセインの裁判でも同様、戦勝国による私刑に過ぎない、大義も理屈もないのです。勝てば官軍、負ければ賊軍、この原理だけです。

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アメリカ共産党と大東亜戦争 -5/7

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                                              .by 月川善雄

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また歴史の 教科書についてもこの両国は色々難癖 をつけてきますが、それならばそちらの教科書はどうだと逆に問い返せば良いのです。自国に都合のよい様に捻じ曲げた記述があるだけで、徒に敵愾心を煽り反日感情を増幅させることを目的にしています。文句を言われたら内政干渉はお互い様だと言えば良いのです。中国に対して未だに精神的に朝貢が行われていることは何とも情けないことです。

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大東亜戦争について日本人はほとんど何も知らされていない、あるのは大嶋さんが言われるGHQによる戦後教育だけで、未だに本当のことは知らされていない。本来は中国や韓国の様に国が教育の一環としてやるべきことなのですが、日教組に後押しされている民主党政権では望むべくもない。政府もマスコミもこれについては知らん振り、あとは我々が、ことある毎に身の回りに伝えて行くしかないのかもしれません。

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「国家100年の計は人を植うるに如くはなし]と言われますが、日本はすでに66年を無駄にしてしまった。その間に復興のための努力はしてきたが、人心の復興は殆どなされなかったように思う。逆に若い人の心などは全てとは言わないが荒んできているように見えるし、公徳心などというものも姿を消してしまっている。原爆の放射能は時間とともに薄れて行くが、キチンとした教育がなされないと放射能等とはくらべられないような人心の汚染が増殖して行く。今からでも遅くはない。もう一度頭の中をクリアして日本を本来あるべき姿に立ち戻らせ、また今、日本が世界の中で政治・経済・さらに自衛力(軍事力)においてどんな立場に置かれているのかをより客観的な目で再認識したい。日教組(または直接目に見えぬ所でコミンテルン)に汚染された学校が頼りにならなければ、家庭からでも[正しい心の日本]を取り戻したいものです。

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なお、当時の日本の考え方は、内容の是非は別として 下記サイトの開戦及び終戦の詔勅に示されています。

http://www.geocities.jp/taizoota/Essay/gyokuon/kaisenn.htm


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村尾鐵男

つい数年前の自民党総理が「戦後レジームからの脱却」を唱えたのですが、短命に終わって果たせずになっています。
「戦後レジームからの脱却」が具体的に何をせんとしたか判らないままになっていますが、私なら、先ず首相談話で「東京裁判の否定」を打ち出します。
アメリカ政府は黙殺するか「遺憾」だくらいは言うでしょう。中国政府は何と言うか見物です。中国に大人の喧嘩を吹っかけるのには好材料となります。
by 村尾鐵男 (2011-08-12 11:40) 

森田和夫

貴見解には日頃瞠目してます。
就中、今回コメントがとりわけ出色です。
「戦後レジームからの脱却」「東京裁判の否定」です。
中曽根元首相や読売ナベツネあたりが画策し
総理または外務大臣に国際的発言のタイミングを
教えてやって欲しい。
by 森田和夫 (2011-08-20 11:08) 

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