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満鉄あじあ号の牽引機パシナ -2/2 [和田の泊りより]

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時々懇)みなさんへ

先日お届けした旅行記に書き漏らしたことを補足しておきます。

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1.出発便の遅れ

地上では北京空港混雑の為と説明されたが機上では航路上天候不良のため便の間隔を開けたので遅れが出たとのアナウンス、しかしそれほど天気が悪かったとは思えない。

一説には中国要人が北京空港を使用したため一時的に閉鎖されたと。これが一番尤もらしい。

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2.万里の長城

を登りながらこう考えたこの長城を世界三大愚行の一つと言うが果たしてそうか。外敵から国土を防衛するということはそれほど労力と時間をかけるに値するものではないか。

実際の戦の役に立ったかどうかは良く判らないが抑止力としては機能していたのではないか。沖縄の基地問題で日米関係に綻びが出来たと見れば忽ち尖閣諸島、北方領土、竹島など国境問題が頭を擡げてくる。脅威は目の前にあるのに平和ボケした日本では防衛問題がまともに論議されない。いくら日本が戦争を放棄しても周辺諸国はどこも戦争を放棄してはいない。万里の長城は日本にとって正に「他山の石」積みである。

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3.内蒙古

に行く前に現地で暴動が起きていると言うニュースがあり戒厳令が布かれているとの噂があった。原因はシリンホト市で石炭の乱開発に抗議したモンゴル族遊牧民のリーダーがデモ隊注視の中で石炭を積んだトラックに轢き殺された事で、故意の殺人であるとして騒ぎが大きくなり、遂に軍隊を出して鎮圧(弾圧?)した模様。

もともと内蒙古は資源が豊富で良質の石炭、それに例のレアアースの産地でもあるがこれらは全て中央に取り上げられ、現地には還元されておらず、さらに共産党幹部が私腹を肥やしている事に対する不満が爆発したもの。勿論少数民族として人権無視の共産政治により圧迫されてきたことへの怒りもある。

只、我々が出掛けたフフホトでは何事も無かったように平穏であり現地のガイドも「あれは収まりました、リーダーは馘になりました」の一言で何処吹く風と言った感じでした。しかし周辺自治区は今のような植民地的政策をとっている限り(これが中国のやり方なのでしょうが)中国共産党にとって時限爆弾でしょう。

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4.もう一つ中国の地図

を見て驚いたのが南シナ海の領海線でベトナム沖、マレーシア(含むボルネオ・サバ州)沖、フィリピン沖それぞれギリギリの処に線が引かれている。流石に尖閣列島の辺りには線が引かれていないが、これでは各国が怒るのは無理もない。釣魚島だって油断すれば同じことに成りかねない。

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5.沈(瀋)陽、大連

に行き、あるいは旧満鉄路線に乗ってこれらのインフラは日本が作ったのになあと思いながらそれを当たり前のように使っている連中にある種の腹立たしさを感じました。

この事に感謝しているのは台湾だけだなと思い日本としては同じ事をした筈なのに何故中国、韓国は日本に恨みだけをぶつけてくるのか不思議なはなしです。絞れば幾らでも金を出す金の卵を産む鶏だとでも思っているのか。

                                       月川@神戸

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満鉄あじあ号の牽引機パシナ -1/2 [時々懇]

http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2011-07-04-8


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ぼくあずさ

月川さん
最近は台湾への新幹線の技術移転に携わった貴兄から見て、
台中の日本への対応の違いにご不満になられるのは、ごもっとも
と思います。貴写真の長城は、私が1972年に案内された昔から
の八達嶺ではなく、その手前に観光用に整備された処でしょうか。
by ぼくあずさ (2011-07-06 11:29) 

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