首相の資質

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2011-05 MWE36 村尾鐵男

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「ぼくあずさは地球人」で首相の資質を問うものが多くありますが、首相の資質とは何か。私なりに考えると、「首相の資質」は四つあります。尚、「資質」と「能力」を区別しました。

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１．明確な理想

　首相たる者、「明確な理想」を持っていなくてはなりません。「明確な」とは、国民の前で隠す必要がなく、堂々と国民に語ることの出来る理想で、国民も共感を覚える理想です。

　現首相は、某政党の女性党首と似て、「きっちり」、「はっきり」、「いろいろ」等の俗語や幼児語を好むようですが、正しい日本語で「明確に」理想を語れなくてはなりません。

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２．行動力

　その明確な理想を実現するための行動力が必要です。言葉だけで行動が伴わなくては理想を実現することが出来ません。行動力は首相本人の行動力だけでなく、組織としての内閣の行動力も含みます。ですから弱卒閣僚が混ざると内閣の行動力が低下します。

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３．朗らかな人柄

　国民は陰湿な首相は好みません。理想を実現させるためには、首相独りでは出来ず、国民挙げての協力が欠かせません。このときに、何か陰を感じさせる人物では国民は喜んで従いません。首相は国民が一度は会ってみたいと思う朗らかな人間でなくてはなりません。

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４．人格高潔

　首相独りでは何もできません。特に日本のような高度に発達した国家では、国家組織も複雑であり、首相が如何に力んでみても、国家組織と国民の力が借りられなくては理想を実現することが出来ません。観点を換えると、国民が協力したくなる首相でなくてはならないのですが、先ず人格高潔で、叩いても埃の出ない人物で、違法献金等を国会で追及されるようでは資質を欠くことになります。今の国会議員にこのような人物が少数でも存在することを願います。