がんばれ東電 -7:福島第一原発事故工程表発表 [東北大震災]
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昨4月17日、原発事故以降37日目に、東電会長、副社長が工程表についての記者発表をした。日経平均株価はまったく反応せず。東電が売却を発表したKDDIは売り気配で値がつかず。.
原発事故は、すべて菅首相が東電より先に発表する従来のパターンが初めて破られたことは、都合に悪いことは知らんふりを決め込んだとしても、一歩前進したと評価したい。
工程表では、放射線量を着実に減らす「ステップ1」と、放射線量をさらに大幅に抑える「ステップ2」の2期に分け、「1」は約3か月後、「2」は6~9か月後を目指す。.
強制移住地域の人、津波で今なお避難所生活している人、不自由だが自宅生活をしている人、風評被害を受けている人、これからの先の生活が見えない人々、そして止むことがない余震に不安を口にするが、何不自由なく生活している大多数の人々。それぞれの立場はあるが、原発事故行程表の進捗状況を知る目安ができた。
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総務省・地方官庁、農林水産省・農業団体・漁業団体、国土交通運輸省・各種団体、金融庁・日銀・銀行および経済界・各種事業団体など、既存のシステム、伝達機能を民主政権を使わず、お友達レベルの内閣参与官や副大臣を多数集め、思い付きで指示を出す。まさに「政治大災害」を日本にもたらした。
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20もある菅首相直轄の新設の会議についても、工程表と進捗状況を公表は不可欠。否、民主得意の仕分をすべき。原発事故初動の遅れは一に菅首相一人が負うべきであり、後手・後手の対応は政治主導という名のパフォーマンス政治が、各省庁の機能殺しによるもの。
大多数の国民が見抜いていることは、統一地方選前半の民主大敗で示された。.
現政権が今後、救国に貢献する可能性はゼロ。4月24日の統一地方選後半が終了した時点で、国会解散総選挙を行い、新政権のもとで心機一転国民の総力を結集して東北をあらゆる分野で復興させることが望まれる。.
民主党内の菅降ろしは、首のすげ換えのみが狙い。議員特権死守の醜い魂胆が見え見え。マスコミによる、解散総選挙キャンペーンを大いに期待する。.
原発安定へ6~9か月2段階で冷却停止…工程表
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110417-OYT1T00546.htm?from=main1
福島原発事故工程表 [サンアントニオ短信]
http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2011-04-18-1
西岡参院議長:「会議が踊っている」菅首相退陣要求 ☜投票
http://blog.with2.net/vote/?m=va&id=64102&bm=
今日、4月18日は朝から身体はだるく、約束を取り消して家にいましたが、そのお陰で参議院の「東日本大震災関連特別集中審議」をラジオで聴きました。
東電の社長も参考人として引っ張り出されていましたが、その答弁は官僚以上に官僚的で、質問する議員を翻弄していました。見事な答弁と言うべきか、一切の言質を与えぬ答え方に感心しました。ただ、津浪の高さの想定値は低かったと認めたのですが、これも突き詰めれば認可した政府の責任も問われることになり、東電だけが悪者にならない計算が垣間見えました。
最後に社民党の福島瑞穂が東電の政治献金は幾らかと問い、答えは昭和49年以来、政治献金は一切行っていないと答えていました。
しかし、東電社長としては、菅首相も弁護せねばならず、その苦しい立場と発言は同情に値します。
by 村尾鐵男 (2011-04-18 19:23)
村尾さん
気温の上がり下がりが大きいこの季節、調子が悪い時は寝ることです。
処で、小梅さんは高級牛肉で食欲回復したことと思います。
by ぼくあずさ (2011-04-18 21:28)