仏像受難 [ぼくあずさの寺めぐり]
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300近い寺めぐりをした折、仏像などの文化遺産や建物を守ることに危機意識をお持ちの御住職のお話をお聴きした。朽ち果て廃寺になっても大本山からの再建の援助も得られない寺もありました。.
ドイツでは二大宗派は宗教税の配分を受けられるが、日本に同様な税の導入は考えられない。
明治の廃仏毀釈と終戦後のGHQによる農地解放により、多くの寺は経済的な基盤を奪われた。.
四季の変化があり山野海に恵まれた土地に代を重ねて生きて来た我々日本人の心に、古くから伝えられた信仰は、社寺と一体のものだ。宗教を否定する共産主義者の信条行動とは、おのずと相入れないものと思われる。民主政権の中枢を占める者は、無宗教かキリスト教なのか、詳しくは知らない。.
とまれ、次の2つは仏像・梵鐘受難、住職に売却された特異なケース
1.京都西加茂の真言宗御室派鳴瀧山常楽院
明恵上人御手刻と伝えられる本尊釈迦如来立像(重文)
2.常陸大宮の浄土真宗本願寺派寿命寺
終戦後浄財で鋳造された梵鐘.
重要文化財:借金の担保に釈迦如来像 京都の住職
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101110k0000e040045000c.html
鵜の目・鷹の目:「寿命寺」の鐘無断売却起訴 住職不信、募る一方/茨城
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101026ddlk08040091000c.htm
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