うなぎの話-3:うな重(続) [フリューレン村だより]
by ぼくあずさ
「うな重」について、店自慢やご推薦がある読者が多いと存じます。思い付く儘に、「うな重」の味について書き綴ります。 コメントを賜ればと存じます。
1.柴又 川千家 http://www.kawachiya.biz/
柴又の帝釈天を参拝する度に、迷わず川千家で食事をしてきた。処が、味が私の舌に合わず。其れなりの訳があろうが、私は知る由もない。わざわざ柴又まで足を運ぶこともないと思えるほどで、大いに落胆した。次回訪問時は別の鰻屋を探す。
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柴又:雨中Wanderung
http://dorfflueren.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/wanderung-f0e3.html.
2.金沢八景 隅田川
町屋にある2軒の内の1軒、昔はたびたび食べに行った。美味いが注文してから40 分待たされるのが苦痛になった。もう10年ほど賞味していない。
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3.神田 きくかわ
http://www.gnavi.co.jp/kikukawa/
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有楽町駅前にあった本社で、毎週ドイツ語教室があり、その教師を誘った時のこと。箸の袋に書いてある文章を訳してくれと云われた。ちょと、困ったが彼女の希望を叶えた(訳したという意味)。Schmeckt es gut!! 大喜びで完食、袋を持ち帰った。.
4.柳橋 喜川(きがわ)
古い建物の時に、会社の上司に連れられて幾度か食事した。私には蒲焼2段重はダメ、しかも小振りの鰻がよい。江戸っ子好みのアッサリ味というが、私の舌には櫻家と「きくかわ」の中間ぐらい。.
5.駒形 前川
駒形のどぜうは、ある時期よく通った。前川は気になりながらも、まだ味わったことがない。
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6.上野広小路松坂屋G1 鳴門
年初に亡くなった学友倉本さんのお勧め。私は上野恩賜公園での花見の折に鳴門の「うな重弁当」を買う。不忍の池畔のベンチまたは観音堂下の仲木戸跡の四角い石に腰かける。満開の櫻に囲まれての食事は伊豆栄の味に勝る。
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7.渋川駅前
駅前通り100㍍先右側に鰻と鯉を扱っている店がある。多分、伊香保温泉の各旅館向けと思われる。頼むと、「うな重弁当」を作ってくれる。駅ホーム沿いに同じ企業グループに属する関東電化工業があり、其処への出張時の楽しみであった。列車内で食べる弁当の味は忘れられない。
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8.仁川の鰻料理
がっかりしたのが、仁川の鰻。料理法が違うと、ダメなことを教えられた。私は日本流の焼肉とチジミの外は韓国料理は舌が合わない。
http://flueren.blog.ocn.ne.jp/dorf_flueren/2006/07/post_f550.html
〈完〉
定年前の出向先で一度だけ中国から活きた鰻を輸入しました。最も高く引き取ってもらえるのが、3尾か4尾で1kgになる大きさの鰻でした。
どこから情報が伝わったのか、見知らぬ方から電話があり、死んだ鰻を引き取るとのこと。スーパーで蒲焼1尾が400円ほどで売られているのは中国から輸入し、輸送途中で死んだ鰻だと浜名湖の問屋が教えてくれました。
中華料理の鰻は絶対に注文してはなりません。鰻を輪切りにして煮込んだり炒めたりしただけで、日本人の舌には到底合いません。
鰻は水温が摂氏13度を下回ると土に潜ってしまって餌を食べません。ですから、水温の高い台湾では鰻がいつも餌を食べ続けて成長が早いので、養殖が盛んになりました。ところが、今から30年ほど前の或る日、台湾西海岸の鰻養殖池の底が抜けて水が干上がり、これが連鎖反応を起こし、台湾の南の海岸から北へ向かって養殖池があっと言う間に水が抜けてしまい、台湾の鰻養殖が全滅しました。
今、中国南部で鰻の養殖を業とするのは台湾から進出した人達です。
by 村尾鐵男 (2010-08-13 19:16)
村尾さん 知識が広いので、感心しております。それにしても、死んだ鰻を引き取る人や、それを蒲焼にして売る人がいたり、唯ただ驚きです。
by ぼくあずさ (2010-08-13 22:38)