IMF、「日本は14-22% 消費増税」を提示 [日本]
昨日読売夕刊は「日本に対する年次審査報告」を掲載。
報告骨子
1.2011年度から消費税率を段階的に引き上げ
2.法人税率の引き下げなど成長戦略も同時に実施
3.基礎的財政収支の赤字を今後10年間、GDP比で年平均. . 10% 分ずつ削減
http://www.mof.go.jp/jouhou/hyouka/honsyou/16nendo/hyoukasho/sougouhyouka/2-bettenshiryou.pdf
4.景気回復が弱まった場合、日銀の追加金融緩和が必要.
自民党は消費税率10%を明記した健全財政を目指す公約を掲げているが、民主党はバラマキをするが、消費税はマニフェストから欠落している。
先の参院選直前に菅首相が唐突に10% をぶち上げた。自民党からの財源不足の指摘をかわす選挙対策であった。選挙戦後半は、あえなく封印。.
本日の東京市場は全面安で推移、日経平均終値は277円安の9,408円の激安。
今や、先進国では断トツの財政赤字の日本は、待ったなしで対策を立て、実行することが不可欠。民主党のバラマキが続ければ、近い将来、フアンドの餌食となり、国家デフォルトの悲劇が起きる。
日本国債はその95%が国民からの借金だから、ギリシャと違うと信じている人がいる。誤り、誰も国債を買わなくなる。.
ぼくあずさのComment
1.民主党では、消費税問題は党内抗争の種
2.政治主導で役人の経験・知恵・能力は活かせず
3.政権政党である民主党は、党内抗争は止めて
4.役人の力も借りて日本の金融財政ビジョンを作れ
5.国民に分かり易くIMFの報告書を解説すべき.
消費税:民主党は「八岐の大蛇」 [日本]
http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2010-07-02
英国新政権の財政赤字削減策 [サンアントニオ短信]
http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2010-07-13
続アリとキリギリス [軽井沢だより]
http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2010-06-16-3
よくよく考えて見ると、今の日本は無政府状態と同じです。
民主党と民主党政権、小隊長クラスだけはいるが、指揮官がいません。目先の戦術はあっても、国家レベルの戦略がありません。参議院選挙の敗因を論じ始めていますが、これも戦術レベルでのことで、それも選挙区単位の戦術です。情けないことです。
やはり行き着くところは衆議院の解散と選挙しかないでしょう。
by 村尾鐵男 (2010-07-16 21:19)
バラマキで現金を手にした多くの人たちは、長くは続くまいと思いながらも、民主党とその候補に投票したのでしょう。IMF報告のもつ意味を理解できない人が国民の大半なのかと思います。
by ぼくあずさ (2010-07-17 05:30)