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ヤバイ 眼から水が  庄司 紗矢香 [軽井沢だより]

新聞で読んだ吉田秀和氏の音楽評論で始めて知ったのですが、庄司 紗矢香というヴァイオリニストのLigeti, Sibeliusのヴァイオリンコンチェルトが、素晴らしい、と言う月並みな表現では間に合わないぐらいの演奏だというので、聞いて見たいと思った。

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氏が書かれている演奏そのものは、聞いていないが、youtubeで彼女のかなりの演奏をその演奏している姿も含め、聞けた。

Ligetiのものは、ちょっとしか聞いていないが、私みたいな音痴でも、現代の音楽が実に面白く聞ける。(生意気ないいかただが)。Shostakovichもものすごく、こんな音楽だったのかと、思わせる。

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Beethovenのコンチェルト、NHKオーケストラ、Sir Norrington指揮の第三楽章を全部聞きました。

コメントを見ると絶賛しているものが多い。

中に、眼から水がーーー、というのが、ある。

彼女の笑顔は実に素晴らしい。誰かが若花田に似ていると書いているが、そういわれると、そんな感じもあるけど、実に失礼千万。

Paganini コンクールに16歳で優勝したんだそうだが、さもありなんと、思うのは、テクニックだけじゃなくて、豊かな個性だ。

それも、生半可な個性じゃない。

Beethovenに帰るが、まるで今まで聞いてきた,超有名なヴァイオリニストのものとは、違う。

ヴァイオリンの音がまるで違う。

そして、この曲の印象も今まで持っていたものと違い、こんな音楽だったのかと思わせる。

眼から、水が出て、ついでにウロコも落ちる。

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Beethoven Violin concerto 3rd movement:

http://www.youtube.com/watch?v=7BP2xRHoLLQ&feature=related

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 Watanabe 2010-05-31


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コメント 2

大嶋邦夫

IWさん。 庄司さんのような才能のある音楽家を日本は良く輩出していますね。 辻井さんのクライバーン・コンテストでも感じましたが、中国、韓国のクラシック音楽での進出も著しいです。 大きく音楽家が伸びるには異文化との接触が不可欠でしょうか。
by 大嶋邦夫 (2010-05-31 04:36) 

I Watanabe

Paganiniコンクールで最年少の受賞、日本人として初ということだそうですが、これが1992年のことだというのには、私も迂闊としかいえない。もっと、喧伝されてしかるべき、音楽家だと、思います。音楽だけではないですが、実力
が、実力しか評価されない世界でも、ほかの要素が優先することも事実だそうで、それは、何かというと、お金の支配する市場というものかも。
五島みどり、五嶋龍、諏訪内晶子、数え切れないとまでいえませんが、ソリストだけでも、国際的に活躍しているのは、数多い。オーケストラで引いている人たちは、さてどのくらいの数になるのだろう。
by I Watanabe (2010-05-31 08:51) 

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