平成の脱税王 [軽井沢だより]
平成の時代に脱税族の王が、国会の場でこういわれて非難された。なんと仮にも王に向かってなんということを、いうのかと、非難した側を非難すべきであるのに。
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脱税王という言葉は、それ自身、矛盾を含んでいる。
王は課税する側の支配者で、自ら納税する所以は、ないはずだ。
王は王であり、王権の最大の権力の源泉は課税権である。ほかに、自身の納める配下の人民の徴兵権まであり、敵と戦わせる戦死させる権力もある。
それで、あるとき、何故そんな権力が王にあるのか、問われることになって、学者に研究させたところ、神様が与えたのだ、という説がもっとも有力な説として、普及することになった。
これは、ほんのしばらく前の話である。
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もとえ、王は納税する必要など、ぜんぜん無いのだから、非難されたとき、即座に、無礼者というべきだった。
ああ、それなのに、一応気色ばみながらも、知らない、知らなかった、ホントに知らなかった、は王の言うべきせりふではなかろう。
この王の弟君は、非難される前に、さっさと納税しちゃった。
そして、自らの属する党派から、一人さびしく抜けるという事態になった。
王族も支配者の側であれば、納税義務は無い筈だが。
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この事件発生後、時過ぎて、何年か、マスコミの報道の片隅に、鳩山ブラザースの旗揚げが、出た。
出し物は、さて、なんやろ。
・・・ I Watanabe 2010-03-24
換金できない土地の相続をして、老後の蓄えの現金まで手をつけて納税した庶民の一人。所在を忘れていたちっぽけな那須の別荘地さえ、指摘されたのに、権力者は脱税が許されるのは、得心がいかない。革命広場でギロチンの露と消えろと叫びたい!!
by ぼくあずさ (2010-03-24 17:27)