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M3戦車談義(1) [稲門機械屋倶楽部]

村尾さん、ぼくあずささん  PWのR2800との対比、司馬遼太郎が嘆いていた日本戦車とロシア戦車の話を思い出します。 先のLondonWarMusiumにはアメリカのM4(英国ではシャーマン)戦車が展示してありました。 

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london 8 20090423.JPGM4は装甲の厚さ、主砲の大きさでドイツノパンサーには歯が立たなかったようです。 M4は4万台生産されたとありましたから、パンサーがいないところでは重宝されたのでしょうか。 

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HeathrowのUAのラウンジでやり取り拝見しました。 Internetも一種の中毒ですね。 イチローが打ったか、川上は大丈夫だったか、SkypeOutでいろいろな人に電話したりして。

大嶋 

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大嶋さんと皆さんへ ・・・ 4/22 20:05 村尾鐵男

大嶋さんはロンドンでM4 Sherman戦車を観られた由。懐かしい名です。言うまでもなく第二次大戦中の米軍戦車で、使い勝手のよい中型戦車でした。 

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実は私もこのM4を昭和40年代初めに観ました。場所は三菱重工の相模原製作所でした。陸上自衛隊へ米国から供与されていた戦車が新型に交替する頃で、相模原製作所構内の戦車試走場の片隅に駐車されていたものです。 

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たまたまB747導入の準備が佳境に入っていた頃で、400トンはあるB747を曳くTowing Tractorを三菱重工の相模原製作所へ発注していたので、しばしば通いました。B747用のTowing Tractorは自重が40トン、北海道千歳空港へ配置するものは45トンもあり、日本唯一の戦車製造会社である相模原製作所でしか作れませんでした。 

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ところで、M4のエンジンはContinental R-975, 即ち航空機用星型空冷9気筒エンジンです。400馬力ほどのエンジンですが、飛行機以外には納まりの悪い星型エンジンをよくぞ戦車の中に納めたと感心します。おそらく軽いことと80オクタンの低質ガソリンが燃料であったからと想像されますが、戦車のエンジンは火災のことを考えれば必然的にデイーゼルになりますが、よくぞガソリン・エンジンを搭載したものです。さらに航空機用空冷エンジンは騒音を減らすための配慮が皆無ですが、これを戦車の狭い車体の中に納めたのですから、乗員は堪らなかったであろうと想像されます。 

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戦車は小松製作所も乗り出すべく頑張ったようですが、何しろ販売数が少なく、小松は今も自走砲に止まったままで、戦車は相変わらず三菱・相模原の一手専売です。

(2)に続く


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