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”お彼岸” [仏教用語(大谷大学)]

                            by ぼくあずさ

中韓には彼岸の概念は無いそうです。日本では死後人は日が沈む西方
浄土におられる釈迦の元に行くと考えです。なお”お彼岸”はお墓参りを
する期間を意味するそうです。

私が縁故疎開した都下西多摩郡増戸村は鎌倉との繋がりが強いのか
仙台萩で知られる真言宗大悲願寺の外は全て臨済宗の寺です。

今思うと何故か盆踊りはありません。戦国時代に長野の伊那谷から
走水神社を含む7家族が伊奈に移住してきたと言い伝えられています。
大本家は阿伎留原が五日市に迫る処、秋川から阿伎谷山まで水源を
含む帯状の土地を所有していました。墓石は走水神社の境内の崖の
上にあり伊那谷を向いて建立されています。

嘉永二年(1849)年、江戸直参の杉浦家に生まれた曾祖母は上野
戦争で敗走して伊奈に逃げ延び、終戦の年に96歳で亡くなりました。
私はその葬列が本家の前を通るのを記憶しています。その時”山の”
印の青梅柱材を東京、横浜に出荷していた彼女の次男の私の祖父は
すでに亡くなっていました。

疎開先の本家の庭に立てたわら束を燃やす迎え火でした。

東京田端の家での”迎え火”は八百屋で買い求めた麻ガラを燃やし
ました。終戦直後は”新盆”でしたが、”月遅れ”の”お彼岸”に変わり
ました。

現在住む横浜の西柴四丁目ではご近所は”迎え火”は焚かれません。
我が家は実家に倣って”なすの馬”しか飾りません。”月遅れ”で麻ガラを
焚きます。近所のス-パーでは”新盆”の時にしか麻ガラは買えません。
 


”お彼岸”  http://www.otani.ac.jp/yomu_page/b_yougo/nab3mq0000024bdd.html
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