国東半島の鬼会 [特別投稿]
昨年は、新潟、大分県の国東半島、福島県のいわきと、ずいぶんと長く都会を離れていました。どこも数ヶ月と長く濃い滞在でした。その中でも印象深かったのは国東です。
今回、鬼会と呼ばれる祭りに参加しに再来しました。添付は祭りで使う大松明の写真です。鬼と聞くと、恐ろしい鬼を想像しますが、この土地の鬼とは先祖を指すようです。いま祭りの真最中で、去年お世話になったご家族の家で「お接待」という鬼にご馳走を振舞う場に来ています。
国東は日本最後の秘境とも言われ、神仏習合の習わしが色濃く残った土地です。厳かな美しさのある自然と、先人たちの祈りの痕跡、受け続かれた信仰に魅了されました。
GoogleMAPでは両子山を中心に放射状に伸びる独特な地形を確認できると思います。お父さんもぜひ足を運んでみて欲しいと思います。
岩屋の中で鬼の姿になる副住職
鬼に松明で背中を叩いて貰いました。
三十仏
三十の仏が祀られています。とても神聖な場所でした。
本殿へ続く石段が素晴らしい!
五輪塔群
田んぼの中に忽然とありました。
真玉海岸
引潮で大蛇がとぐろを巻いて寝ているような雄大な景色でした。
夕日に照らされ、空と海が五色に染まります。
空
後光がさしたかのように光の筋が美しい。
このような風景が日常でした。
トンネルの向こうはトンネル
国東は入り組んだ地形であるためトンネルが非常に多く運転がメキメキと上達しました(笑)。
今は使われていないトンネル・・隧道と呼ぶのですね・・には、コキクガシラコウモリが多く生息していました。他にも、鹿、猪、イタチ、アナグマなど様々な野生動物を間近で見受ける事ができました。
このような場を、心から良いと感じ、フィット感を強く持ったのは、幼少の頃より、お父さんが山や海やいろいろなところに連れて行ってくれたお陰だと思いました。気づかないところで、今の私の仕事に精通していたのだと思う。
ありがとう。
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