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「認知症予防の食生活」 2/3 [明治維新胎動の地、萩]

                 By N.Hori


(
産経広告記事2012/5/25)の概要紹介


山田:認知症というと、一般的には物忘れを連想しますね。年をとると、「人の名前が出てこない」「漢字を忘れる」「物をどこにしまったか覚えていない」というような経験をよくします。こんな物忘れがあまりにも多いと「認知症の始まりではないか」と心配する人も結構多いようです。


白澤:脳の衰えは、年をとるごとに進んでいきますので、ある程度の物忘れは、自然な老化現象といってもよいでしょう。でも、物忘れがひどくなると、加齢に伴う物忘れなのか、認知症によるものなのか初期の段階では、なかなか区別がつきません。認知症の初期の段階を、「軽度認知障害」(MCI)と言い、同じ話を何度も繰り返すような兆候がよく見られるようになります。もっと症状が進めば「その日が何日で、何曜日なのか」わからなくなる「見当識障害」が出てきたり、さらに「身の回りのことができない」「文字が読めない」などの「認知機能障害」が現れてきます。こうした障害は中核症状と呼ばれますが、介護する家族にとって最も大変なのは、徘徊、失禁、幻覚、妄想、暴力などが出てくる周辺症状と言ってもよいでしょう。


山田:認知症にはいくつか種類があると聞きました。


白澤:大きく分けて脳梗塞や脳出血などの脳疾患に伴って、脳の記憶や言語をつかさどる部位が障害を受けて起こる脳血管性認知症と、脳の中に「βアミロイド」と呼ばれるたんぱく質が蓄積され、神経細胞を壊して脳が委縮するアルツハイマー型認知症があります。75歳までの人には、脳血管性が多く、75歳を過ぎるとアルツハイマー型が増え、全体の約6割を占めるとも言われています。


山田:アルツハイマー病は遺伝するのでしょうか。


白澤:まだ原因は解明されていませんが、「家族性アルツハイマー病」のように遺伝するタイプを除き、ほとんど関係ないと言ってもよいでしょう。多くが環境要因、つまり生活習慣
が関係しているとも言われています。たとえば、太っている人、肉など高脂肪食を摂り続けている人、タバコを吸う人、血圧の高い人などもリスクが高いことが最近の研究で分かってきました。

山田:現在、アルツハイマー病の治療はどのような状況なのでしょうか。


白澤:アルツハイマー病の治療薬はこれまで1種類だけでしたが、昨年、貼り薬(パッチ剤)など3種類の新しい治療薬が登場したほか、2種類の薬の併用も可能になりました。


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村尾鐵男

上記本文に軽度認知症に一つとして「徘徊」が上げられています。私にも身近で介護看護の体験がありますが、家を出て何処かを歩き廻って、最後に我が家へ独りで帰って来られるのなら徘徊ではなく、ましてや認知症による徘徊ではありません。
外へ出て、家へ帰る道を忘れたり、自分が今、何処にいるかが判らなくなったら徘徊です。
私達の親しい仲間に徘徊好きがおります。特に夜の街を徘徊するのを好んでいるようですが、最後には誰の世話にもならずに帰宅していますから、これは徘徊ではありません。
by 村尾鐵男 (2012-06-03 12:27) 

N.Hori

アルマさん、馬爺さん、カリメロさん、niceを有難度うございました。村尾さん、コメントを有難度うございました。お互いに野菜主体の食事、無理しない運動に注意して認知症にならないようにしましょう。
by N.Hori (2012-06-04 11:22) 

N.Hori

海を渡るさん、niceを有難度うございました。
by N.Hori (2012-06-07 07:59) 

あゆさこ

村尾さんのコメント、おかしいですね!(笑)
by あゆさこ (2012-06-09 03:46) 

N.Hori

あゆさこさん、niceとコメントを有難度うございました。
by N.Hori (2012-06-26 21:41) 

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