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Re: ゴールデン・ウィーク前 -2/2 [和田の泊りより]



車中、高雄は初めてかと聞かれ新幹線の仕事で二年程居たことがあると言ったのですが,この「新幹線」が通じなかったようで旦那が「高鐵(ガオティエと発音する)」と助け舟を出して呉れて了解。

台湾の人の親切に触れて嬉しくなり雨の鬱陶しさも吹っ飛びました。


そして地下鉄に乗ったらすぐに若い女性が席から立って家内に席を譲って呉れ、そうしたら隣のもう一人の女性が私にも席を譲って呉れました。家内は「ありがとう」  
わたしは「謝々」と言って有り難く座らせて貰いました。


台湾では優先席を「博愛座」と言いますがそんなものが無くても誰でも年寄りと見れば直ぐに席を譲って呉れる土壌があり、まだ小学校にも上がっていないような子供でも、席を譲ることを知っています。


日本でも阪急電車が一時、この考えで優先席を止めたことがあったのですが効果なしということで再び優先席を設けたようです。どうも情けない話ですが。ただ日本でも何故か北海道だけは優先席のルールがキチンと守られていて少々混んでいても元気な人は優先席に座りません。誰が教育しているのか判りませんが。


以前、車椅子で海外旅行をした人の手記で読んだことがあるのですが、車椅子でタクシーに乗りトイレに行きたいと言ったら、運転手が車椅子ごと抱えてトイレに連れて行って呉れたとのことで、この人の感想でPhysicalなバリアは兎も角として本当のバリアは人の心の中に有る、こういう心の持ち主が居ればバリアなど問題ではないと書かれていました。何時だったか村尾さんが駅の勾配で車椅子で難儀している人を誰も助けて上げないので見るに見兼ねて押してあげたと言うメールを戴きましたが日本人の心のバリアはまだ中々取れないようです。


優先席に若いものが我が物顔に座っているのを良く見かけますが、歩道の段差は取り除くことが出来ても心のバリアフリーを達成するためにはやはり教育の力を借りなければならないと思うのですが今の日教組主導の教育ではそれもおぼつかないでしょうね。


と言うことで、最後はボヤキになってしまいましたが台湾の温かさに触れた嬉しい旅でした。

                                                月川@神戸


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村尾鐵男

前回掲載された月川さん撮影の高雄港の写真に赤い船が写っていました。
高雄も基隆も、台湾の港は緑色に塗装した船がやたらと目に入って食傷気味でしたが、真っ赤な塗装の船は新鮮でした。
私も台北市内のバスで幾度か女子高校生らしき若い女性に席を譲られたことがあるのですが、それほど老いて見えるのかと愕然とした覚えがあります。でも今は正真正銘の老人になりました。
by 村尾鐵男 (2012-04-29 11:09) 

N.Hori

私も今年2月にツアーで、台湾観光をしましたが、現役時代に数十回行ったことのある20年前と比べて公衆道徳が向上していて、隔世の感で、びっくりしました。台北の地下鉄で整列乗車が徹底し、車内でも、日本ではほとんど無視される私に、若者が直ぐに席を譲ってくれました。敬老精神が溢れる台湾は仲良く付き合うべき国だと思います。
by N.Hori (2012-04-29 12:06) 

ぼくあずさ

私が’69年に乗降した戦前からの駅舎が今も残されていると聴きました。
何方か訪ねることがありましたら、是非とも写真撮影をして欲しい。
よろしく。
by ぼくあずさ (2012-04-29 14:55) 

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