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東電は国有化するべきか   4/4 [特別投稿]

                                                                               .by ewe 

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.値上げは利用者の義務

 とにかく、この震災は福島第一原発に多大な被害をもたらしました。この費用は現状の東電がひとりで賄える金額ではありません。ですから支援機構を通じて国が支援したわけですが、その出所は税金です。税金は全ての国民が支払っているものです。例えば、せっせと節電している人の税金も、原発のない沖縄県民の税金も投入されます。枝野経産相が東電に言うように「まず自分のことは自分で」というなら、福島第一原発の恩恵を受けていた東電管内の電気を使う人々が少なくとも石油を使うことによって生じたその赤字は、電気料金の値上げで負担するべきものでしょう。確かに電気料金の値上げは我々の生活に影響を与えます。でも「原発は絶対イヤ」と言うからには、少なくとも高い石油代は負担しなければならないものです。電気代を安くしたいなら、可能な限り節電するしかありません。それが物事の道理というものです。「原発はイヤ、値上げもイヤ」というのは駄々っ子の言うことです。

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原子力損害賠償法の免責事項に当たらずと当時の総理に決め付けられ、自力で賠償をしなければならない東電ですが、原発再稼動や料金値上げは、その賠償をスムーズにおこなわせることにも繋がるのです

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 しかし、枝野経産相は値上げを認めません。なぜならとにかく税金を東電に投入したいからなのです。税金ですから自分の懐は痛くも痒くもありません。しかも、国民に東電に対するネガティブな感情を植え付けることができます。そして税金を投入したのですから、国有化は当然のことと言うのです。まさに奸計です。

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 米倉経団連会長の言葉を借りれば「日本の電力供給確保に一番重要なのは、東電が早く普通の会社に戻ること」なのです。それが日本経済の健全化にも繋がることなのです。われわれは今一度、現時点で何がベストなことか、熟考する必要があると思われます。


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ぼくあずさ

菅・枝野一派が執拗にやっているのは国営化・バラマキによる独裁。
社会主義者の常套手段。やがて日本は中国の新植民国家に転落
して国が滅びるのは歴史が教える処です。この怖ろしい結末に多く
の国民は気付いていないのです。
by ぼくあずさ (2012-02-28 04:09) 

村尾鐵男

社会主義や共産主義を信奉する政治家で、国家のために真に尽くした者がいるでしょうか。
社会主義や共産主義は世界中をその政治思想で統一することであり、そのためには、先ず、自分の祖国を潰さなくてはなりません。
ところが、今の日本の民主党政権はそこまでの覚悟もなく、中途半端なまま、取り敢えずは政権維持です。
今、国会議員の数を減らそうと足掻いていますが、先ずは似非社会主義者の数だけ減らしたらどうでしょう。
by 村尾鐵男 (2012-02-28 15:01) 

堀 ひとみ

米倉経団連会長のおっしゃる通りです 今回の原発事故は想定をこえる地殻変動 大津波による 自然災害です そしてその原因が地球温暖化にあり 今世界中で異常気象がおきています 日本でも3・11の前日までメディアは北極圏の氷河の異常を警告していたのではありませんか
今 我々が問題として至急対策をしなければならないのは 地球温暖化を阻止することです  なのに 火力発電をメインにするとは全くまともな考えとは思われません
勿論 これを機会に自然エネルギーの技術開発も急ぎすすめるといいでしょう  しかし資源をもたない日本が世界で生き残ってゆくには 安定した電力が必要欠くべからないのです  原発が必要です
今回の事故から学んだことを活かして より安全な原発にすればいいと思います
放射能は確かに怖いけれど オゾン層の破壊の方がもっと恐ろしい
なぜなら 世界中のどこも避難するところがなくなるのではないでしょうか
事故後 勿論部外者からみれば いくつかの問題点 危機管理において足らなかったところもあるでしょうが 直後 IAEAの方は東電は色々な事故を想定して綿密なマニュアルをつくり繰り返し訓練をされていたといわれて高く評価されていました  しかし 所詮 人間です 完全ということはないということです  失敗の多くは高度な問題よりも あとから考えると全く基礎的なことだったとしった経験は 私達世代の方には理解していただけるのではないかと思います
反原発の声が大きくなってきています  私達ももっと声をだす時ではないでしょうか 
by 堀 ひとみ (2012-02-28 15:01) 

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