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絵に描いた餅 -2/2 [軽井沢だより]

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どうでも言いや、というモラルの退廃だ。これは目に見えない。はっきり意識されないけれども、知らぬうちに退廃した雰囲気を醸成する。とっくにそうなっているかも知れない。政治不信という言葉はもはや、何の意味もない。それは、あまりにも、普遍化していて、空気と同じ状態だ。

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1年交代で総理が交代して、目先を変える、なんだかこれは、詐欺に会っているような気がする。党が約束したことが行われず、党首を代えて、其のことが、約束不履行の言い訳になっている。交代のたびに新政策になるというのは、毎年のように方針転換が行われるということになる。ひどいのは、前の政権が言っていたことが党首、すなわち新総理によってひっくり返されることだ。

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増税を実施法制化する前に、信を問うといって選挙が前提であったことが、そんなことがあったことすら、忘れ去られている。

増税やむなしは、主流になりつつある意見だが、節操もなくといいたくなる。

おまけに与党は最大野党の自民党に、これはもともとそちらも推進をしていたのだから、反対すべきでない、という。何だ、それじゃ、野党の政策を与党が推進しているのか。

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とにかく約束不履行でありながら、政権政党がそのままというのは、それだけで、重大な事態だと思うが、もっと重大なのは、それが,糾弾されないことだ。糾弾しない有権者は、もともと公約などどうでも良かったということか。

この事態はもはや病膏肓といってよい。

どうしたら、この状況から抜け出せるのか。

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党首が変わる事態になったら解散、総選挙という不文律を作ったらどうか。

そんなことをしたら、1年ごとに選挙しなければならないという心配は無用である。議員諸氏は、とても頻繁な選挙運動に耐えられない。

有権者、国民もそんな事態は許さない。

自ずから,自制作用が働き、画餅はなくなり、真剣に公約を作るようになり、総理の在任期間も2年以上ぐらいにはなる、と思う。

あまりに楽観的か。第一そんな不文律は、現状の国会議員の言動から期待できるのか。

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出来る、出来ないの問題ではない。

これこそ、待ったなしではないか。

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I Watanabe 
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