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読んでがっかりしない本 -1/2 [軽井沢だより]

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西島さん、添付原稿を投稿します。

2週間ぐらい前に、読了したのですが、実は今再読しています。

アメリカでも、量子論をわかりやすく説明するKaku Mikioとかという日系3世がいるそうですが、いま、Brian Coxは劇場でcomedianと共演でこのparticle physicsを説明しているかに、書いている記事もあります。

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I.Watanebe

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読んでがっかりしない本

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最近量子力学の入門書みたいな本を読んだ。

読んだといったので、理解したとは、いえない。

有名なノーベル賞学者が、量子力学は普通の人は理解できない、といっているそうである。

なぜか?

それは、直感からあまりにも外れた理論だから。

直感といわないで、常識といっても良いが、常識は時と場所とともに変化する。

この本は常識を変えようとしているように思える。

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物体が同時に2地点に存在する,なんていうことは、直感では把握できるものではない。これではアリバイという、重要な犯罪捜査に使われる手法が成立しない。

もはやニュートンの力学は成立しない。大きなものにはニュートン、量子は量子力学という住み分けはないという。

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第一法則の慣性の法則、力を加えられないと、物体はそのままの状態を維持する。これは間違いである。動いている、ただ人間の目がそれを確認できないだけだ。

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この本の著者の著述の仕方は、実に洒脱、ウィットに富む。

すらすら読める。数式が出てきてもわからなくても良いと、いっている。もっとも数式といっても高等数学、微分積分は出てこない。

でもサイン、コサインはとっくに頭から消えている身には、中に出てくる数式についていくのは相当につらい。

読み返して、それでも駄目なら、この結果を信ぜよ、という。

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読んでがっかりしない本 -2/2 [軽井沢だより]

http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2012-01-02


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村尾鐵男

新春早々、I. Watanabe さんによる大変興味ある一文です。
戦後間もなく、湯川秀樹だったか朝永振一郎だったか、何かの講演の折に量子論に言及し、演壇の上で指を折って数え、「今の日本の物理学会で、量子論を理解できる者は5人しかいない」と語り、それは誰だろうかとの話題を提供しました。
アルベルト・アインシュタイン、ヴェルナー・ハイゼンベルグ、ニールス・ボアー、その他大勢の物理学者、物理論の世界を越えた人と人の葛藤にも発展した人生物語でもあります。後編を期待します。
by 村尾鐵男 (2012-01-01 08:08) 

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