シアトル便り(10)プールサイドパーティー [安曇野だより]
.by 下山成人
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8月4日娘の住んでいるコンドミニアムの自治会主催のプールサイドパーティーが夕刻6時から催されました。 メインディッシュとドリンクとは用意されているからサラダかデザートを持ってくるようにと連絡がありました。家内がジェリーのデザートを用意して家族全員で参加しました。夏のシアトルは夜9時頃まで太陽が出ているので真昼のあかるさです。
新生児の孫を連れていくと皆が「Oh, very cute!」と言って集まって来ました。アメリカ人は中々社交上手です。.
プールサイドではアマチュアバンドが音楽を奏で2-3の老人カップルがダンスをしています。一人の老婦人が「今晩は!」と声をかけてきました
「Can you speak Japanese?」と訊くと「ええ、I used to live in Gifu many years ago.」と日本語ではなく英語で返事が戻って来ました。「鵜飼を見ましたか?」と訊くと「ええ、勿論です」と言うのです。彼女はしきりに「昔は私日本語ペらぺらだったのよ。」と言うのです。「日本語はどこで習ったのですか?」と訊くと「ワシントン大学で習いました。」と言うではありませんか。何時のことですかと訊くと1965年だというのです。私はワシントン大学で1965年の6月まで日本語を教えていたのです。もしかすると私の教え子の一人だったかもしれないと思うと不思議な巡り合わせを感じざるを得ませんでした。
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