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日本のエネルギー問題を考える -4/  [時々懇]

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WME36) 中沢さん

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エネルギーのマトリックスを興味深く拝見させてもらいました。

若干、気になる点があるので、述べさせてもらいます。

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これは15年後になると分かったと言う事ではなく、こういう姿になることが考えられるということと思います。

むしろ問題は、この姿に持って行くために、我々は何をしなければならないか、その課題展開が最も重要であると私は考えます。

今のままで何もしなければ、この姿に簡単に到達できるとは思いにくいです。

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ふだん思っていることを、二、三挙げます。

太陽光発電ですが、自宅に設置することを一昨年あたり検討しましたが止めました。ペイしませんし、維持費用がすごくかかるそうです。

まわりの友人たちも皆そう言いますし、知り合いの工務店の人からも止めた方がいいと即座に言われました。

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ソーラーセルの今の変換効率は15%前後ではないでしょうか。

これを一挙に2~3倍に上げる技術開発に、国家として研究開発費を注いだらどうかと思っています。

答が存在するかどうか分らないものに、一民間企業が多大なエネルギー(人、金)を投入するのは非常に難しい。

青色発光ダイオードの例に見るように、エネルギーをかければ誰でも(どこの会社でも)答が出せると言うものでもないと思います。

人によって、答のレベルに圧倒的な差が出る可能性は高いでしょう。

私も研究開発部長をつとめたことがありますが、もし私の会社だったら、青色発光ダイオードは開発中止になっていたかもしれません。

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10日ばかり前、伊豆熱川に3日間行ってきましたが、すぐ見えるところに風力発電機が9機見えましたが、いつみても8機は動かず、1機だけが、しかも時たま動いていたに過ぎません。あれではモトのとりようがないでしょう。

それから、どこの地域で、早大に風力発電のシミュレーションを依頼し、その結果に基づいて設置を決めたけれど、全然そのようには動かず訴えられたと新聞で読みました。その後のことは全く分りませんが。

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繰り返しますが、中沢さんのマトリックスを達成するために何が重要な課題か、そして解決のために具体的な展開が実行されなければ、最終目標に到達するのはおぼつかないかもしれません。

前提となる課題展開の実行が非常に重要と思います。

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甲斐正三


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袋田の住職

早大に風力発電はつくば市です。
まったく動きませんでした。
太陽光発電は、うちでは、電気代は年間30万円を超えません。
したがって、500万円投資して、たとえ電気量が無料になっても
10年では、まったく元が取れないことは明らかです。
うちは、一日中、日照があるわけではないので、20年たっても元は取れないと思います。
20年間、同じ出力で使い続けられるとは思えないし・・・
by 袋田の住職 (2011-09-06 09:20) 

ぼくあずさ

袋田の御住職さま
つくば市の動かない風車は設計条件と現地の風の条件が大きくかい離していたのだと思います。設備費の多くは補助金であろうと思いますが、投資が無駄に成ったことは甚だ遺憾です。
ソーラパネルを実際に使われた方の生の声を無視するのか?多くの地方自冶体の首長さんたちが挙って、政府が法律で保証した儲け話に安易に乗る事態は情けないことです。

by ぼくあずさ (2011-09-06 11:33) 

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