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原子力災害対策特別措置法15 条に基づき「原子力緊急事態宣言」 -2/2 [特別投稿]

                                                                                  by ewe

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その場しのぎの小さな嘘のはずが ・・・

 仮に菅総理直々の命令でないにしろ、官邸は海水注入を知っていたからこそ出た中止指示ではないでしょうか。つまり官邸は「知らなかった」ではなく 「知らなかったことにした」のです。この小さな嘘が重大問題です。保安院の「記憶にない 」は「こちらはちゃんと官邸に報告したけれど、総理が知らないといっているのでそうとしか言え ません」ということの隠喩です。

  2日に海江田大臣ははっきりと「再度重ねて首相から本格的な注水をやれという事で指示した」と述べているのですから、海江田氏はちゃんと知っていたのです。なのに「官邸は知らない」と言う、なんという矛盾でしょうか。

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 しかも 311日に官邸は 原子力災害対策特別措置法15条に基づき「原子力緊急事態宣言」を発令しています。つまり、「この非常事態において官邸は全てに指示ができ、かつ、全てを引き受ける義務も発生する」と自ら宣言しているのです。なのに「知らない」という総理。しかも海江田氏の「再度重ねての首相の注水指示」発言が示すように、菅総理は知っているにも関わらず、知らなかった事にしたのです。知らないこと自体が違法なのですから、その上、嘘をつき、義務を果たそうとしない菅総理に総理の資格はありません。

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違法総理

 舞台裏はこうでしょう。まず、斑目が「再臨界するから中止しろ 」と言ったことにしよう と斑目氏に責任を被せようとしたら斑目氏に 反論されてしまった。じゃあ、仕方が無いから訂正しよう。でもそうなるとやっぱり責任は官邸にあることになっちゃうよな。困った、困った、どうしよう。なら、取り敢えず、総理は知らなかった事にして乗り切ろう。あら、海江田が言った事と矛盾が? えっ ? 、 そもそも、総理が知らない事自体が問題ってか !?  そうです、嘘を嘘で塗り固めると、必ず馬脚を現すという事です 。

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 さてこの「記憶にない」、昔に聞いたことのある言葉。ロッキード事件で 国会尋問で 当時の田中 首相を庇って小佐野賢治 氏が 苦肉の策で編み出した言葉が「記憶にない 」。「総理の犯罪 」の異名を持つこの事件、今回もやはり 「 ( ) 総理の犯罪 」に間違いないです。「そんな違法総理は即時辞任を ! 」です。

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P.S. エセ原子力 専門家は最近、専門家を返上したそうです。「専門家ならこんな 基本的なことを何故知らなかったのですか ? 」と追求されるのが居座るために不都合だからだそうです。  

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蛇足

 24日夜の読売のネットニュース記事。枝野官房長官の会見によると 「菅総理は午後 6 時にすでに個人的に海水の注入を検討しており、そのメモが 官邸の危機管理センターで関係省庁の担当者らに配布、回覧されていた」というのです。

 さて24日の「特ダネ」では官邸および東電の動きを次のように説明していました。

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          官邸                   東電

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6 時        海水の注入を検討開始

20 分頃    再臨界の可能性がある(斑目氏

7 04 分    知らない(菅総理)          海水注入開

7 25 分    知らない(菅総理)          海水注入停止

7 55 分     海水注入指示

8 20 分                            海水注入再開

8 45 分                            ホウ酸投入開始

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つまり専門家(?)である菅総理は英知を振り絞り、独断で海水による冷却を考え、そのメモは関係省庁の担当者に回した。しかし、回ったあとで「ひよっとして、再臨界なんてあり?」と不安になって、斑目氏に聞いてみた。そうしたら 斑目氏に 「(危険性は)ゼロではない・・・ 」とか言う。さあ大変 ! となったわけです 。

 枝野官房長官は総理を庇うつもりで発表したのでしょうが、ご意見番の斑目氏の確認もとられてない 、総理独自の判断による海水注入の指示ともいうメモが省庁に回っていたのなら、それこそ官邸の危機管理はどうなっているのでしょうか。「ミサイルのスイッチON( かな?・・・ ) 」などという独り言のメモが防衛庁に回ってしまい、世界中核戦争に発展 !? ・・・などというのと同じではないでしょうか 。

 それとも 枝野氏は総理を見限り、辞任へととどめを刺すためにこのようなことを発表したのでしょうか。官邸のやることはどれもこれも全て不可思議です。


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ewe

こんにちは、本稿執筆のeweです。講読ならびにナイスありがとうございます。
今回、執筆中に何度も総理の発言が訂正され、唖然としました。書き直したところでどうせまた発言が変わるのだろう、とほっておきましたら、なんと、「東電が注水の中断していなかった」という想いもよらないとんでもないオチがつきました。それなら、危機管理も、法律違反も大丈夫というつもりなのでしょうか。
今回の注水中断といい、視察によるベントの遅れの時といい、2度も起きると、東電が官邸の都合の良いように言わされているとしか思えません。真実は藪の中? 一日も早く不信任が可決され、民主政権が終焉を迎え、全ての真実が白日の下になることを願っています。
 さて当の菅総理、今頃、フランスで先進国の首脳たちに呆れられていることでしょう。でも脳天気な総理は、己のスピーチに対する各首脳たちのお義理の「トレヴィアン!」の喝采を真に受け、本場のワインとフランス料理の晩餐に舌鼓を打ち、ご機嫌になっていることでしょう。

by ewe (2011-05-27 03:30) 

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