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糸の切れた凧 [軽井沢だより]

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糸の切れた凧は舞い上がるか、地上に落下する。

このような状態にある、世界の主要通貨を、どうしたら安定させられるか、と言うのがイチバン大切な問題で円高、ドル安は一端の問題と捉えたのか知らないが、Martin Wolfという人が、Financial Timesに寄稿しているのを読んだ。

どこかで金本位制に帰らないと、安定しないという主張があるらしいのだが、これを論破しているのだ。

金(gold)が糸巻きの役割を演じ、金の保有高が通貨の供給を抑制する。政府はむやみやたらと紙幣を刷りたがる。

読んだが、なるほどとか、そうだ、そうだとはいえない。半可通の私には、無理だ。

しかしながら、いまさら金本位制は馬鹿げていると、理屈はともかく、思う。ジャーどうしたら安定した通貨システムになるのかは、書いてない。

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Wolf氏の論文はさておいて、

日本では、為替介入をやったが、効果はないのははじめからわかっていたはずだ。

だのに介入したのは、単なるジェスチュアだったに違いない。

どこに向けたジェスチュアは、言わんでもわかる。

実質実効為替レートを考えれば、今の日本でのイチバンの問題はデフレなのだと思う。

時が経つに従い、円の価値が、デフレ下では上がるのだから、ドルもユーロも使われている国で物価が安定していれば、どんどんこれらの通貨に対して、円は高くなるのは、ことの道理だ。円が高くなれば輸入品は安く買える、ますます物価は安くなる。

輸入に頼る原油とか資源は安くなるので、悪いことばかりではないはずだが、輸出で、成長してきた、日本は、中々最初に輸出ありきの呪縛から抜け出せない。

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Could the world go back to the gold standard?

http://blogs.ft.com/martin-wolf-exchange/2010/11/01/could-the-world-go-back-to-the-gold-standard/

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I Watanabe


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