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日本がうらやましい? [軽井沢だより]

珍しい、実に稀有のことだが、アメリカ人、それもノーベル賞受賞経済学者のPaul Krugmanに、日本が褒められた。

しかも日本の経済状態をである。こんなことが、起こるとは、予想しなかったことだ。

これぞまさしく、想定外の事態である。

先ほど読んだNew York Timesの論説欄(Op-ed)に、Krugmanが寄稿して、米国経済の状態を論じている。

彼の持論だが、オバマ政権の取ってきた、景気刺激策は生ぬるい。

もっと、どーんと、カネを市場に供給しなければ、言い換えれば、もっと借金をして、政府支出を増やさなければならなかったし、今もそうだと言っているのだ。

2008年のリーマン破綻のときから、一貫して同趣旨を主張している。だから、今の英国、ユーロ圏の政策には、真っ向から反対の立場である。

どうして、日本の今が、良いのか、いや、良いといっているわけではない、アメリカに比べてまだ、ましだといっている。

そして共和党が中間選挙で勝勢なので、これを心配している。共和党の勝利は、破滅を意味するといるようだ。

実のところ、ちょっと前までの議論の趨勢は、日本のような、デフレと不況だけにはなるなというのが、アメリカ、ヨーロッパの政府の合言葉だったように思う。これが、日本がうらやましいになったんだから,180度の転換だ。

Krugman一人の意見をもって、180度の転換というのは、言い過ぎかも知れない。

私の個人的見解といい直そう。

今後のこのop-edに対する反論を待たなければいけないかも知れない。

だが、日本がこれで喜ぶ理由は、皆無なことは、明らかだ。

単に,向こうさんが、日本より悪い状態い陥っただけなのだ。

.

Things could be worse:

http://www.nytimes.com/2010/09/10/opinion/10krugman.html?hp

.

I Watanabe


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