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我が愛すべきボロ車達へのComments(2) [安曇野だより]

ぼくあずささん、下山さんへ  ・・・ 6/16 13:15 村尾

下山さんの「我が愛すべきボロ車達(2)」を拝読しました。文中、「山掛けタイヤ」なる今は死語となった言葉にインドネシアを思い出しました。 

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インドネシアでは再生タイヤが安く売られています。トレッドが磨耗して原型が殆ど見えないタイヤを、少年達が彫刻刀で器用にトレッドを彫り起こし、黒い靴墨を塗って光らせて店頭に並びます。日本人駐在員でこのタイヤを新品と見間違えて買い、数十キロ走ってバーストさせた体験の持主もいます。インドネシア人は器用なことにかけては日本人を上回ることもあります。 

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ジャカルタへ出張中のある朝、支店長の電話で起こされて社宅へ急行したことがあります。ベンツのエンジンが掛からないから見てくれとのこと。何とキャブレターだけが盗まれており、これでは如何な「稲門機械屋倶楽部」の猛者もどうしようもなく、100ドルだけ預って繁華街にある店へ行きました。この場所は有名な泥棒市場で、そこに件のキャブレターが置いてあり、100ドルで買い取って再び支店長宅へ戻って復旧させました。 

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ジャカルタの目抜き通りに「井上タイヤ」の大看板がありました。私はそれまで井上タイヤを知らなかったのですが、二輪車用タイヤを専門に製造している日本企業で、当時のインドネシアではミシュラン、ブリジストン、ダンロップに優る知名度がありました。

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再び下山論に戻りますが、シリンダーライナーを交換しなくなって何十年になりましょうか。今のエンジンは何とも進化したものです。でも、あまりに進化すると衰退の始まりでもあり、自動車の動力が電車と同じになるのも間近いでしょう。何となく寂しさを感じます。

(3)に続く 

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我が愛すべきぼろ車達() [安曇野だより]

http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2009-06-16 


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大嶋@SanAntonio

井上タイア、正式には井上護謨で名古屋本社のユニークな会社でした。 1970年ころ英国のゴムシートスプリングをブリジストンと井上護謨につないだ記憶があります。 
by 大嶋@SanAntonio (2009-06-23 09:30) 

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