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单位-中文 [中国語あれこれ]

単位は中国語では、単位という意味の他に会社という意味がある。初めて北京に出張で行った時に、このことを知った。 

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大分昔のこと、1990年だと記憶する。中国向けの製品の発表会があり、出かけた。空港について、入国管理に進む、といっても通路に机が置いてあって、”公安”という腕章をつけた非常に若い男性、女性がパスポートと書類をチェックする。パスポートは問題なかったが、書類が不合格で、どんどん同乗の入国者は入国していくのだが、私は待てということになった。観光ではないので、受け入れ側の招待状がないから、駄目だという。 

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これこのとおり、招待されていると、電子メールを提示しても、これでは駄目だと、若い女性の係官が言う。そのとき単位という言葉を耳にした。なんだ、タンイとは、と思ったときそばにいた日本人の一人が、会社だと、教えてくれた。 

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とにかく会社に電話してくれ、といったら,かけてくれた。大分激しいやりとりを、やっていたようだが、話がついた。パスポートは、空港のしかるべきところが預かる。翌日正式の招請状を持参すれば、パスポートを返す、ということになった。 

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翌日中国側の会社の総務担当(?)の婦人と空港へ、招請状を持っていったのか、どうかはわからないが、タクシー代はこちらもちで、行きました。この人は、英国留学の経験があるとかで、私などは、恥ずかしくなるくらい、英語が流暢だった。 

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空港に着くと、なんだか窓際族みたいな、年配の人のところに行きました。この人、私の顔をみるなり、”どうしたの?” と言いました。日本語が話せるのですが、私の付添い人に遠慮してか、それ以上、日本語はしゃべりませんでした。粗末な木の机の引き出しから、私のパスポートを出して、預かり料を払ってくれれば、返すということでした。 

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ところで、タンイの話だが、会社というのは、中国語で一般的なのは,公司だと思います。今、単位を中国語辞典で引くと、unitという意味のほかに、所属機関、所属団体という意味もある。初めこれを引くのに、tan-iと引いても単位は出てこない。やっと、tanでなくてdan,danweiということがわかりました。そして冠の部分は3本の髭じゃなくて、2本が中文の”位”でした 

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このような、機関という意味が単位にあるというのは、このときの中国の共産党の支配体制と関係があるのかどうか、それとも、もともとの意味なのか、わかりません。 

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天安門広場にはまだ戦車のあとが残っていた時のことでした。

I Watanabe


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