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中級ドイツ語(1):WandernとWandeln [中級ドイツ語]

日本ではワンダーフォーゲル(Wandervogel)という言葉が流行りましたが、最近は聴かれなくなりました。ドイツのJulgendherbergに相当するユースホステルも数が減りました。   

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は日本人が不得手な巻き舌発音ですから、との区別がつかないのです。ギムナジュムのドイツ語教師 PeterMesserschmidtさんから、wandernwandelnの違い、で意味が異なることを教えて貰いました。   

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wandernは長らく使われなかった単語です。1920年頃、登山や山野のdurchwandernが健康によい、人は自然に帰るべきだと云う人がいました。しかし、当時は僅かな人たちでしかなく、笑われていました。今では andernは普及しました。多くの人が短距離や数日・週・月がかりで長距離を歩きます。   

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wandelnは今でも聖書の中で宗教的なことにのみ使われます。イエスがwandelte.したと書かれています。彼は歩く時、足は殆ど地に触らず、夢の中の様に浮揚して早く動きます。水上を歩くことも出来ます。   

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人はそんなことは出来ませんし、向こう岸に行くには泳がなくてはなりません。しかし、イエスは特別な能力や神の力を持っています。Traumwandler(夢遊病者)という単語には動詞、wandeln が使われています。   

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二つの単語は共に動きを表しますが、wandelnはあてのない動きですが、wandernは健康や景色を見る楽しさが伴います。単語や概念が意味を失くしたり得たりすることは興味深いことです。

ドイツの友人 Peterが執筆
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